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こんな症状はすぐに病院へ|神戸・魚崎の鍼灸師が解説するレッドフラッグ

こんな症状はすぐに病院へ

「肩が痛い」「腰が痛い」といっても、
すべてが鍼灸の対象ではありません。

中には、すぐに医療機関を受診すべき「レッドフラッグ」と呼ばれる
危険な症状があります。

鍼灸達仁堂では、患者さんの安全を最優先に考え、
レッドフラッグを見逃さないための問診・検査を行っています。

この記事では、どんな症状が「レッドフラッグ」なのか、
なぜ鍼灸院がこの記事を書くのか、を解説します。

※当院は医療機関ではありません
※診断・治療行為は行いません


目次

なぜ鍼灸院がこの記事を書くのか

「鍼灸院なのに、なぜ『病院に行け』という記事を書くのか?」

そう思われるかもしれません。

理由は、患者さんの安全が何よりも優先されるからです。

【鍼灸院の役割】
鍼灸院は、慢性的な肩こり・腰痛など、
日常の不調を整えることが得意です。

しかし、すべての痛みが鍼灸の対象ではありません。

中には、緊急手術が必要な疾患や、
すぐに医療機関を受診すべき危険な症状があります。

【田合の考え方】
もし魚崎に総合病院があり、その中に鍼灸科があるとしたら、
私はそこのスタッフとして、他の診療科と連携しながら働くでしょう。

現実には、そんな病院はありません。
でも、心構えは同じです。

鍼灸達仁堂は、地域の医療・介護のネットワークの一員と自覚しつつ、
患者さんの健康をサポートします。

危険な症状は見逃さず、適切に医療機関へ。
鍼灸で対応できる症状には、丁寧に対応する。

それが、私の役割です。


レッドフラッグとは

レッドフラッグとは、「危険な症状」を意味する医療用語です。

「赤信号」のように、
「ここから先は危険。すぐに止まって、医療機関へ」
というサインです。

【レッドフラッグの例】

  • 急激な激しい痛み
  • 両足の痺れ・脱力
  • 排尿・排便障害
  • 発熱を伴う痛み
  • 体重減少を伴う痛み
  • 転倒・事故後の痛み

これらの症状がある場合、
鍼灸ではなく、すぐに医療機関を受診すべきです。


肩・首のレッドフラッグ

【こんな症状はすぐに医療機関へ】

⚠️ 急激に腕が上がらなくなった
→ 腱板断裂、頸椎疾患の可能性

⚠️ 転倒・事故後の肩・首の痛み
→ 骨折、脱臼の可能性

⚠️ 発熱を伴う肩・首の痛み
→ 感染症の可能性

⚠️ 激しい頭痛を伴う首の痛み
→ くも膜下出血、髄膜炎の可能性

⚠️ 手に力が入らない、手の痺れが強い
→ 頸椎疾患の可能性

⚠️ 夜間、急激に首が回らなくなった
→ 頚椎硬膜外血腫の可能性


頚椎硬膜外血腫について(家族の事例)

私の母(当時59歳)が経験した、
頚椎硬膜外血腫についてお話しします。

【事例:母の頚椎硬膜外血腫】

ある夜、母から電話がありました。
「首が急に痛くなり、手足も動かない」

すぐに駆けつけると、
母は首だけでなく身体も全く動かせない状態でした。

当時の私は鍼灸師ではなく、ITエンジニアでした。

すぐに救急車を呼び、救急病院へ搬送しました。

病院でMRI検査を受けた結果、
「頚椎硬膜外血腫」と診断されました。

頚椎硬膜外血腫とは、
首の骨(頸椎)の周りに血が溜まり、
脊髄を圧迫する疾患です。

放置すると、四肢麻痺になる可能性もある、
非常に危険な疾患です。

母は緊急入院し、保存的治療で改善し、麻痺も残りませんでした。

しかし、もし中途半端に鍼灸で対応していたら、
取り返しのつかないことになっていたかもしれません。

【この事例から学んだこと】

「首が回らない」という症状でも、

  • 普通の寝違え
  • 頚椎硬膜外血腫

では、対応が全く異なります。

鍼灸師として、
「どの症状が鍼灸で対応できるか」
「どの症状がすぐに医療機関へ行くべきか」
を見極めることが、何よりも重要です。

患者さんの安全が、何よりも優先されます。

※この事例は家族の実体験ですが、
すべての「首が回らない」が頚椎硬膜外血腫ではありません。
ただし、急激に首が回らなくなった場合は、
すぐに医療機関を受診してください。


腰のレッドフラッグ

【こんな症状はすぐに医療機関へ】

⚠️ 両足の痺れ・脱力
⚠️ 排尿・排便障害(尿が出ない、便が出ない、失禁)
→ 馬尾症候群の可能性(緊急手術が必要な場合あり)

⚠️ 急激な激しい腰痛
→ 椎間板ヘルニア、圧迫骨折の可能性

⚠️ 発熱を伴う腰痛
→ 感染症の可能性

⚠️ じっとしていても痛い(夜間痛)
→ 腫瘍、感染症の可能性

⚠️ 転倒・事故後の腰痛
→ 骨折の可能性

⚠️ 体重減少を伴う腰痛
→ 腫瘍の可能性


馬尾症候群について

馬尾症候群は、特に注意すべきレッドフラッグです。

【馬尾症候群とは】
腰の神経(馬尾神経)が圧迫され、
両足の痺れ・脱力、排尿・排便障害が起こる疾患です。

【馬尾症候群の症状】
⚠️ 両足の痺れ・脱力
⚠️ 排尿障害(尿が出ない、失禁)
⚠️ 排便障害(便が出ない、失禁)
⚠️ お尻周りの痺れ(サドル麻痺)

これらの症状がある場合、
48時間以内に緊急手術が必要な場合があります。

すぐに整形外科を受診してください。

※片足だけの痺れは、坐骨神経痛の可能性が高いです
※両足の痺れ・排尿排便障害がある場合は、緊急性が高いです


その他の注意すべき症状

【全身症状を伴う痛み】

⚠️ 発熱を伴う痛み
→ 感染症の可能性

⚠️ 体重減少を伴う痛み
→ 腫瘍の可能性

⚠️ 夜間、じっとしていても痛い
→ 腫瘍、感染症の可能性

【外傷後の痛み】

⚠️ 転倒・事故後の痛み
→ 骨折、脱臼の可能性

⚠️ スポーツ中の急激な痛み
→ 腱断裂、骨折の可能性

【その他】

⚠️ 急激な激しい頭痛
→ くも膜下出血の可能性

⚠️ 呼吸困難を伴う胸の痛み
→ 心筋梗塞、肺塞栓の可能性

これらの症状がある場合は、
救急車を呼ぶか、すぐに医療機関を受診してください。

判断に迷った場合は、
救急安心センター(#7119)に電話してください。


当院での整形外科徒手検査

鍼灸達仁堂では、問診の際に整形外科徒手検査を行い、
レッドフラッグの有無を確認します。

【整形外科徒手検査とは】
身体の動きや反応を確認する検査で、
医師や理学療法士が日常的に行っているものです。

「この動作で痛みが出ますか?」と確認しながら、
痛みの原因を特定します。

【当院での検査例】

  • 肩の動きの確認(腱板断裂との鑑別)
  • 腰の動きの確認(馬尾症候群との鑑別)
  • 神経学的検査(痺れ・脱力の確認)

これらの検査で、
「鍼灸で対応できる症状か」
「すぐに医療機関へ行くべきか」
を判断します。

※当院は医療機関ではないため、確定診断はできません
※疑わしい場合は、医療機関への受診をお勧めします


当院での実際の対応例

【ケース1:五十肩 → 腱板断裂疑い】

50代男性。
「腕が上がらない」という症状で来院。

整形外科は受診済みだがエコー検査をしておらず、
徒手検査を行ったところ、
腱板断裂が疑われる所見がありました。

当院では施術を行わず、
他の整形外科でセカンドオピニオンでの再度の精密検査をお勧めしました。

この場合、施術料はいただいておりません。

※この事例は実際の対応例ですが、
個人情報保護のため、一部を変更しています


レッドフラッグ時の料金方針

当院では、レッドフラッグが疑われる場合、
以下の方針を取っています。

✅ 施術は行いません
✅ 施術料はいただきません
✅ 医療機関への紹介状作成も無料です

【なぜ無料なのか】

患者さんの安全が、何よりも優先されるからです。

「施術料を払ったのに、何もしてもらえなかった」
と思われるかもしれませんが、

「適切に医療機関へつなぐ」ことも、
私たちの重要な役割です。

むしろ、レッドフラッグを見逃して施術してしまう方が、
患者さんにとって危険です。

この方針は、患者さんの安全を守るためのものです。


鍼灸院と医療機関の使い分け

【医療機関を受診すべき症状】
⚠️ レッドフラッグ(上記参照)
⚠️ 急性の激しい痛み
⚠️ 外傷後の痛み
⚠️ 原因不明の痛み

→ まず医療機関で診断を受けてください

【鍼灸が対応できる症状】
✅ 慢性的な肩こり・腰痛
✅ 医療機関で「異常なし」と言われた痛み
✅ 医療機関でのリハビリ終了後の痛み
✅ 医療機関と併用したい場合

→ 鍼灸が選択肢の一つになります

【迷った場合】
まず医療機関を受診してください。

医療機関で診断を受けた上で、
鍼灸を検討することをお勧めします。


医療機関への紹介について

当院では、必要に応じて医療機関への紹介状を作成します。

【紹介状の内容】

  • 患者さんの症状
  • 当院での所見(整形外科徒手検査の結果)
  • 疑われる疾患
  • 紹介先の医療機関への依頼

【紹介状作成の料金】
レッドフラッグが疑われる場合:無料

【紹介先】
当院では、近隣の整形外科との連携を進めています。

患者さんの希望や症状に応じて、
適切な医療機関をご紹介します。

※当院は医療機関ではないため、
紹介状は「情報提供書」という形になります


他の症状でお悩みの方へ

レッドフラッグではない、慢性的な症状でお悩みの方は、
以下のページをご覧ください。

【肩・首の症状】
→ [肩こりに鍼灸という選択肢]

→ [五十肩(肩関節周囲炎)と鍼灸]

【腰の症状】
→ [腰痛に鍼灸という選択肢]


→ [症状一覧から探す]


よくあるご質問

Q. どんな症状が「レッドフラッグ」ですか?

A. 主なレッドフラッグは以下の通りです。

  • 急激な激しい痛み
  • 両足の痺れ・脱力
  • 排尿・排便障害
  • 発熱を伴う痛み
  • 体重減少を伴う痛み
  • 転倒・事故後の痛み

詳しくは、この記事の各セクションをご覧ください。


Q. レッドフラッグの場合、料金はかかりますか?

A. いいえ、かかりません。

レッドフラッグが疑われる場合、
施術は行わず、施術料もいただきません。
医療機関への紹介状作成も無料です。


Q. 「首が回らない」のですが、病院に行くべきですか?

A. 急激に首が回らなくなった場合は、
すぐに医療機関を受診してください。

徐々に首が回りにくくなった場合は、
まず整形外科で診断を受けることをお勧めします。


Q. 「腰痛で足が痺れる」のですが、危険ですか?

A. 片足だけの痺れは、坐骨神経痛の可能性が高いです。

両足の痺れ・脱力、排尿・排便障害がある場合は、
馬尾症候群の可能性があり、緊急性が高いです。
すぐに整形外科を受診してください。


Q. 判断に迷った場合はどうすればいいですか?

A. 救急安心センター(#7119)に電話してください。

→ [よくあるご質問一覧]


【まとめ】

「肩が痛い」「腰が痛い」といっても、
すべてが鍼灸の対象ではありません。

中には、すぐに医療機関を受診すべき
「レッドフラッグ」と呼ばれる危険な症状があります。

鍼灸達仁堂では、患者さんの安全を最優先に考え、
問診・整形外科徒手検査でレッドフラッグの有無を確認しています。

レッドフラッグが疑われる場合は、
施術を行わず、医療機関への受診をお勧めします。
この場合、施術料・紹介状は無料です。

「適切に医療機関へつなぐ」ことも、
私たちの重要な役割です。

患者さんの安全が、何よりも優先されます。


ご予約・お問い合わせ

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⚠️ 当日・前日夜からのご予約は必ずお電話で
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電話:070-8320-6783

Web予約は前日19時まで。
それ以降は確認が間に合わない場合があります。

[Web予約はこちら(前日19時まで)]
[お電話でのご予約]

営業日:月曜・金曜・土曜
営業時間:9:30〜21:00

「この症状は病院に行くべき?鍼灸で大丈夫?」
判断に迷った場合も、お気軽にお電話ください。

→ [当院について詳しく]


【監修者情報】

この記事は、以下の資格を持つ鍼灸師が監修しています。

田合 仁(たごう ひとし)
鍼灸達仁堂 院長

保有資格:

  • はり師(国家資格)
  • きゅう師(国家資格)
  • 介護福祉士(国家資格)
  • 介護予防運動指導員

経歴:

  • 介護職:3年以上
  • 機能訓練指導員:3年以上(延べ1,000名以上の高齢者ケア)

【免責事項】

当院の施術は医療行為ではありません。
診断・治療・治癒を目的としたものではなく、
医療機関での受診が必要と判断される場合は、
そちらをご案内することがあります。

この記事の内容は一般的な情報であり、
個別の診断を目的としたものではありません。
症状に不安がある場合は、必ず医療機関を受診してください。

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